クシエルブログロゴ
2020-05-22

配信に最適なパソコンとは

Category | 配信・機材

Tag | / / /

動画投稿や生配信、ゲームなどなど最近は色々PCスペックが必要な事柄が増えています。

特にネットサーフィンをするだけでない使用用途の場合はPCスペックがものをいいます。

 

なぜ高性能パソコンの方がいいのか、またパソコンはどの様に選べばいいのかということをお話していきたいと思います。

 

なぜ高性能パソコンなのか

この記事を見てくださっている皆さんがどの様な環境なのかはわかりませんが、今のパソコンの動作に満足していますでしょうか。

そして、安価なパソコンを使っている方は高性能パソコンを触ったことがありますでしょうか。

 

お仕事で使うパソコン

 

仕事柄クライアント様のパソコンを修理する際によくあることが、私からすると恐ろしく動作が遅いパソコンでも、クライアント様からは普通の動作と感じていることが多いということです。
例えば出社してパソコンの電源を入れて、机周りや事務所等を掃除しおわってパソコンに戻るとアイドル状態(デスクトップで操作可能な状態)になっているというのが普通で別に不都合は無いと。

 

お仕事で使うパソコンがそんなに遅くていいのか・・・と思いながら動作改善の提案をしても今使えているからいいと・・・この辺は価値観の問題になってくるので仕方がないとは思います。

ですが、よく考えていただきたいのが、例えば動画編集を行う場合、プレビューをするのに一回10分かかるのと30秒でプレビューできるのとで、全体の作業にはどれだけ影響するのか。

一回のレンダリングに5時間かかるのと1時間かかるのとどれだけ影響が違うのか。書き出した動画は確実に一発で不具合なく書き出せるのか。

 

はっきりと言いますが、クリエイティブなお仕事は時間=お金です。10万円のお仕事を10時間掛けて行えば時給10,000円ですが、50時間掛けたら時給2,000円になってしまいます。
自分で動画投稿や活動を行う上でマネタイズは誰かにしてもらうことではなく自分自身で行うことです。フリーランスでは特に収益と運用のバランスが取れていなければどんどん追い込まれて何もできなくなってしまいます。

 

つまり動作環境の悪い状態でのクリエイティブは致命的になってしまうのです。

 

ゲーム配信で使うパソコン

 

配信においても、実は私自身も配信はじめ当初は低スペックパソコンで配信を行っていました。

後述いたしますが、当時は配信中に映像がちゃんと配信できなかったり、ゲーム設定を細かく見直して映像が止まらないよう、落ちたりエラーが出たりしないように非常に気を使って、色々我慢をして配信をおこなっていました。

 

最近のゲームは高画質でなめらかなものが非常に多く、ゲーム側で画質設定を調整できるものが沢山出ております。

 

確かにゲーム設定をいじれば配信はできます。とくに配信をこれから始めるという方は低スペックでもいいのでとにかく第一回目の配信を行うことが非常に重要です。

一歩目が一番むずかしいのですから。

 

そこから配信を経験していただくとよく分かると思いますが、最近の視聴者さんは目が肥えており、画質が悪かったり動作がカクカクしていたりすると非常に敏感です。それだけで離れていってしまう方も多いです。いま最前線で配信をされている方の殆どが高画質で配信をおこなっておりますから仕方ないことです。

せっかく頑張って配信して、面白い配信ができていたとしても、対外的な要因でファンを失ってしまうのはもったいなすぎます。

 

ご自身が視聴者だったときの感覚を忘れずに、どんな配信を見たいか、どんな配信は見たくないかを考えると見えてくるかもしれません。

 

 

例えば2つの同じ様な性能の商品があったとします。

片方は包装がとても綺麗でかっこよく、広告やCMでもよく見かけるもの。

もう片方は包装も簡素であまり聞いたことがない商品があったとします。

 

 

よく調べればどちらの商品も「いいもの」ということはわかると思うのですが、パッと見たときどちらがいいものに感じるか。

外見のクオリティは商品価値をあげます。

いくらいい配信をしていても、映像や音声等の環境が悪いと、それだけで質の悪い配信だと思われてしまう場合もあります。

 

どんなパソコンがいいのか

ここまでで、なぜ高性能なパソコンを使ったほうがいいのかをお伝えいたしました。

 

では具体的にどの様な性能のパソコンがいいのかということをお話いたします。

 

CPUについて

 

CPUとは簡単に言うと、パソコン頭脳、すべての処理を行うパーツです。

 

この部品の性能が高いと、一つ一つの処理が早くなります。

能力値はHzで記されます。「クロック周波数」を表していて、1秒間の間にどれだけクロックがあるかを表します。

純粋にこの数字が高いと処理ができる速度が早いということです。

 

そして最近のCPUで重要な項目として「コア数/スレッド数」があります。

タスクマネージャーでも波形の数がスレッド数ででていますが、純粋に処理を行うCPUの数を表し、これが多ければ多いほど並行処理に強いことを表します。

 

ゲーム配信や動画はこのCPUのスレッド数やクロック周波数にかなり依存します。

実際にご自身で配信をするとわかるとおもいますが、同時に様々なアプリケーションを立ち上げる必要があり、それぞれがCPU負荷の高いものが多いので、ここの性能が高い方が安定した配信を行うことができます。

また、エフェクトや効果音等も遅延なく使用することができるのでコア数の多いものを選ぶといいです。

他にもキャッシュや消費電力や冷却等様々な要因がありますがまずは上記点を気にしましょう。

 

このパーツは非常に高温になるので冷却をしっかりしてあげないとポテンシャルが落ちます。最悪パソコンが熱暴走で落ちたりしてしまいます。

 

グラフィックボードについて

 

次にゲーム配信で重要なパーツがよく耳にするかと思うこのグラフィックボードです。

 

グラフィックボードとは、ディスプレイに映像を映すためのパーツです。

もちろん通常その作業はCPUが行うのですが、高画質な3Dの映像や切り替わりの早い映像等、負荷の高い映像処理に関してはCPUだけでは足りないので、映像出力専用の処理が必要になってくるのです。そのため、ゲームや映像の処理をグラフィックボードでさせることで美しいなめらかな映像を映し出すことができます。

 

現在主流なのがNvidiaのGeForceシリーズです。

 

性能の見方は単純に言ってしまうと数字の大きいモデルが性能が高い傾向にあり、型のうしろにTiやSUPERがついたほうが性能が高いという感じです。
RTX2080Ti>RTX2080>GTX1080Ti>
等等・・・Googleでグラボ性能比較等で検索すると能力値を比較しているサイトが沢山ありますのでそちらを参照するといいです。

また、自分がプレイしたいゲームの推奨スペック以上のものを選べばいいです。

 

このパーツも非常に高温になり、冷却が不十分だと動作がカクついたりエラーを吹いてゲームが落ちたりしてしまいます。

 

 

ストレージについて

 

ストレージとはデータを保存する場所のことで、一昔前はHDD(ハードディスク)と呼ばれる部品が主流でした。

 

最近はSSDやM.2等の新しい規格がでてきており、データの出し入れの速さと耐久性が圧倒的に違ってきております。

 

ストレージの中にはOS(Winodws本体)やゲームのデータやその他編集データなどすべてのものが入っております。
ここの動作が遅いものを使っていると上記パーツの能力が高くても頭打ちしてしまい発揮できません。

また、HDDで高負荷を長時間掛けすぎるのも消耗に繋がり劣化を加速してしまいます。

このパーツの能力は単純に言ってしまうと上記のSSDやM.2の規格で速度がかわり、(厳密にはキャッシュや書き込み速度の値もあります)容量と呼ばれるB(バイト)のサイズで保存できるデータのサイズが変わります。

 

HDDからSSDに換装するだけで起動時間は1分切るぐらいまで改善するケースが非常におおいです。

 

SSDやM.2の容量の大きいものは高価になる場合が多いので、一番いいのは動作を司るOSをSSDやM.2に入れ、その他のデータを容量の大きいHDDに保存することが効率がいいです。

そしてHDDは経年劣化で5年程で壊れる前提で考えたほうがいいので、4年ぐらい経ったらデータをバックアップして載せ替えたほうがいいです。

本業で本当に多いのが、そろそろバックアップしようと思ってましたというクライアントさん、めちゃめちゃ多いです。

壊れたストレージからのデータ復旧は成功率はストレージの状態よって大きく変わるし高額修理になりやすいので注意しましょう。(昔は数十万とか当たり前にかかってました・・・)

 

そして、M.2は熱に弱く、高温になると動作が著しく遅くなりますので、冷却対策をしっかりする必要があります。

 

その他

上記が主だったパソコンの性能を左右するパーツ達ですが、その他にもすべてを繋ぐマザーボードの重要性や、ケースや冷却ファンに関するところまで様々な要因で構成されているのがパソコンなのです。

 

どこでパソコンを買う?

ここで本題です、上記の諸々のことを考えた上で、どうすればいいのか。

 

仕事柄よくパソコンを買うときはどうしたらいいのかと聞かれることが多いです。

10年前から同じ返答をしておりますが、

サポートのしっかりしたところで買うのがいい。

これに尽きます。

 

普段家電等故障したときはどうするでしょうか。そうです、購入店に修理に出すか相談します。

パソコンも同じで不具合があった場合は購入店に相談することになるでしょう。

 

私のような修理業者に依頼することもあると思いますが、総じて購入店に依頼するより高額になったり時間がかかってしまったりするのです。

ましてやノートパソコン等は専用のパーツで構成されているので、修理業者ではパーツが手に入らず結局メーカーやヤフオク等でパーツを探すこともよくあるのです。

 

だったら最初からサポートのよいメーカー製のパソコンを買えばいいのです。

昔はよくあったパターンで海外製のメーカーの修理をだそうとしたらたらい回しにされた挙げ句外国の方が対応にあたりうまく伝わらなかったりよくわからなかった・・・という話をよく聞きました。私も修理でメーカー問い合わせをよくしていたのですが海外のメーカーさんですと苦戦することが多かったので、上記結論に至りました。

 

おすすめのメーカー


BTOパソコンSycom

URL:https://www.sycom.co.jp/

そこでおすすめできるメーカーさんが、私もスポンサードをしていただいているSycomさんです。

 

なんだ営業かよと思うかもしれませんが、私自身スポンサードを頂いていなかったとしても選ぶのはやっぱりSycomさんです。

 

実はわたしは配信を始めた頃はSycomさんの存在を知りませんでした。

もともとは自作パソコンを自分で組んでいたのでBTOパソコンという選択肢がなかったということもありますが。

 

なぜSycomさんなのか

特筆すべき点は多々ありますが、私自身体感してよかったと思った点。

・超絶美しい配線技術

とにかく表面に配線が最小限しかでていない。

見た目も綺麗なのですが、ここまで読んでくださった方ならわかっていただけると思いますが、パソコンは全てにおいて冷却が重要です。

 

どれだけ空気の流れを妨げないように組むか、が長寿命で安定して使用できるかにかかってきます。

 

安い買い物ではありません、少しでも長く、不具合なく使い続けるための工夫が各所に見られた構築技術には感動しました。

 

あまり比較してしまうとあれですが・・・Twitchパートナーになったときに自分にプレッシャーをかけるためにBTOパソコンを別のメーカーさんで購入したのですが、その時届いてまず最初にケースを開けて配線を確認しました(職業病ですw)が、そこまで感動するような配線ではなく正面にいくつかケーブルはでてしまっておりました。

 

その点において、SycomさんのG-Master Hydroシリーズはデュアル水冷という高温になる部品を水で冷却してラジエーターを空気で冷やす機構になっており、高負荷時でも安定した冷却性能を維持できます。ちなみにこのデュアル水冷技術はSycomさん独自の技術だそうです!

 

なによりメンテナンスがほとんどいらない!!これ本当に有り難いです。

前のパソコンは普通にファン冷却だったので、半年に一回はばらしてクリーニングしていました。(喫煙者だったので)それをしないと熱暴走や動作のカクつきなどしょっちゅうでした。

 

それに比べてこのG-Master Hydroシリーズはたまに気付いたときに給気口を少し掃除してあげるだけで全然汚れがたまりませんでした。いつ掃除したのかを忘れるぐらい・・・w

 

・厳選されたパーツ

パソコンは上記の様に様々なパーツの集合体です。

 

なので相性等により性能が発揮できなかったり寿命が短くなってしまったりと様々な弊害が起きます。

この辺は自作パソコンを作った事がある方ならよく分かると思います。

 

しっかりとした検証設備があり、様々なパーツメーカーさんからの信頼で確実な多数の検証のあとにリリースされるパソコンモデルなので、安心して使うことができます。

 

ご自身でそういった試行錯誤をしながらパソコンを作りたいという方でしたら、もちろんそこを楽しんだほうがいいと思います。

私は時間もお金もそこに掛ける余裕はなかったのでBTOパソコンを選んでいます。

 

・そして何よりスタッフさん達が素晴らしい!

個人的に一番良かったと思う点はここです。

 

私自身パソコン修理業を10年以上やってきていて、特に困ったのたメーカーサポートの温度差です。
メーカーによりここはできる、ここはできない。対応が遅い早いなどなど色々な経験をしてきました。

 

Sycomさんのスタッフさんは本当に親身で、個別対応してくださり、特に早い。
そして皆さん知識がものすごく深く、様々な状況に即時対応してくださります。

 

たとえこの先私がなにかやらかしてSycomさんに見限られてもパソコンを買うときはSycomさん以外考えられないですw

 

お付き合いが始まってからは私自身のクライアントさんにパソコンを納品するときも今はすべてSycomさんから納品させていただいております。

極論不具合のあるパソコンを納品して一番困るのは私のクライアントさんであり対応する私なので。

 

その他にも様々なこだわりのあるSycomさんの詳細はこちらから

 

まとめ

またもやものすごい長い記事になってしまいました。

 

詳しいことは意味がわからないという方ほど、このBTOパソコンというのは詳しい方たちが知識の粋を結集して作られたモデルなので、安心して使うことができるのでおすすめです。

 

沢山のパソコンメーカーがある中で、確実に言えることは「安かろう悪かろう」です。

パソコンスペックで予算をケチると色々我慢しなければならなかったりやりたいことができなかったりします。

 

安い買い物ではないので後悔しないように、目的にあったものを慎重に選んで買う必要があります。

 

途中でも書きましたが、これから配信を始めたい方はまずは第一回目の配信をすることが最重要です。

 

そこで自分で感じたことをブラッシュアップして反映していけばいいと思います。

その中で一番自身の配信や動画のクオリティを上げる手助けになるパソコン。

それを選ぶ参考にしていただければと思います。

 

もしパソコン選びでお悩みの方がいらっしゃいましたら私のTwitterのDMなどでご相談ください。

 

WEB屋のクシエルTwitter

 

もしくはメールでもご相談お受けいたします。


この記事をシェアする


関連記事
streaming
2024-02-08

【パルワールド】おすすめパソコン

ただいま人気沸騰中のパルワールド。 もちろん私もプレイしているのですが、 プレイしているとわかるのですが、 たくさんの動物(パル)が登場し動き回るので、 実は意…

streaming
2024-01-28

【おすすめPC】2024年ゲーム配信者向けおすすめPCのご紹介

年々高画質になっていく新作ゲーム。 ストリーミングの技術も様々に発展し、LIVE中にできることもどんどん増えていく世の中。   そういったことに追いつ…

web
2022-04-06

【WordPress】テーマの削除する方法

  自身でWordPressを構築するとき、あれやこれやと試していると気付くと試したテーマが沢山溜まってしまいませんか?   運用していて気…